理事会で大規模修繕工事を進めることは、負担が大きくなります。マンションにお住まいで建設に詳しい方、以前、大規模修繕工事に携わった方に協力をお願いしています。

大規模なマンションになると、修繕委員会だけでは
対応が困難な場合は、工事仕様書の作成・工事の管理を設計管理事務所に依頼することがあります。

建物の状態を診断し、施工内容・工事の実施時期・概算で施工費用を算出します。

劣化診断に基づき、修繕委員会で工事内容を決定します。防水・塗装だけでなく、集合ポストやエントランスのタイル補修も実施の検討をすることもあります。

施工会社は公募によって募集する場合もありますが、そのマンションで今までに大規模修繕工事を実施した会社や他のマンションでの評判を聞く事もあります。募集の段階では５社～７社程度が多いです。

書面によって、施工実績や施工会社の業績・現場代理人の経歴書等を提出してもらい、プレゼンテーションを行う会社を選定します。

プレゼンテーション後、施工業者を決定します。プレゼンテーションは理事会・修繕委員会以外の居住者の方にも聞いて頂くこともあります。

臨時総会を開催し、施工費用・施工業者の採決を取ります。

臨時総会にて決定した施工会社から工事について説明会を開催。

工事の施工の実施。

施工中には、設計事務所・修繕委員にて、施工途中の中間検査を実施します。

仕様書通りに施工出来ているかどうかを確認します。足場がないと確認できない箇所は重点的に確認します。

完了後、竣工図書・保証書を確認し、アフターサービスについても最終確認を実施します。